「アラフォー世代は、若いころよりも毛や肌がデリケートになっているのでケア方法を変えるべき」と話すのは秋葉原スキンクリニックの堀内祐紀医師。
できるだけ肌に負担をかけず、仕上がりもきれいなのは、なんと基本の「かみそりでの処理」だそう。お手入れ前後に行うべきプレケアを含め、アラフォー世代にぴったりのムダ毛処理法を教わりました。

ただし、妊娠中や生理2週間前あたりの排卵日前後、体調がすぐれないときなどは、肌が刺激に過敏になっている時期。肌トラブルを起こしやすいので、この期間のお手入れは避けてくださいね。
出典:https://esse-online.jp/health/64241

 

かみそりを使った基本のムダ毛処理

 

①ホットタオルやかけ湯で肌を温める

まず、そる前に肌を温めます。室内でお手入れをする場合は、処理する部分にホットタオルを30秒ほど当てましょう。入浴時なら、かけ湯や少し熱めのシャワーをさっと浴びて。肌は、温まることで毛穴が開き、毛自体もやわらかくなるので、そりやすい状態に。

 

★湯船につかりながらはNG

湯船につかりながらの毛ぞりは、肌がふやけて深ぞりしやすくなります。カミソリの刺激で細かい傷ができ、雑菌が入るなどトラブルの原因に。

 

②シェービング剤や石けんの泡で肌を保護する

そる直前に、必ずたっぷりのシェービング剤や石けんの泡などを塗布し、処理する部分の肌をしっかりと保護します。浴室外でお手入れする場合は、油分が多めのボディクリームなどを使ってもOK。カミソリの滑りもスムーズになるため、肌の負担が軽減します。

 

★油分のない化粧水はダメ

化粧水はほとんど水分なので、肌の保護剤や潤滑油としては不十分。油分をたっぷり含んでいる、こってりとしたクリームなどがおすすめ

 

③毛流れの方向に優しくそる

できるだけ肌に負担をかけないよう、毛が生えている方に向かって優しくそっていきます。根元からそれるからと、逆ぞりするのはNG。毛流れに逆らってそると、毛と一緒に皮膚まで引っぱられたり、肌表面の角質が必要以上にはがれてしまい、肌荒れや乾燥の原因にも。

 

★毛流れに逆らうと埋没毛の原因に

埋没毛とは、肌の表皮の下に毛が潜り込むこと。毛流れに逆らってそると深ぞりになり、埋没したまま毛穴がふさがって、黒くポツポツし、ザラついた肌になってしまいます。抜いた場合も同様のリスクが。

 

★強い力でそると黒ずみの原因に

深くそろうとカミソリを強く押し当ててしまうと、肌が刺激され炎症を起こします。すると、肌内部は刺激から守るためにメラニンの活動が活発に。メラニンが色素沈着を起こすことで、黒ずみを招く原因に。

 

★一度に何回も同じところをそると肌にダメージが

そり残しをなくそうとしてやりがちな失敗が、何度も同じ場所をそる重ねぞり。そるたびに肌が刺激されるため、肌荒れや黒ずみなどトラブルのもとになります。できるだけ、一部位を少ない回数で処理しましょう。

 

★古いカミソリの刃は肌を傷つける

サビたりこぼれた刃でそるのは、肌をどんどん傷つけているだけです。毎日使用しない分、劣化に気づきにくいですが、切れ味が少しでも落ちたと感じたら交換を。また、保管はサビないように乾燥した場所に。

 

④ホットタオルでふき取るか丁寧に洗い流す

処理後は肌に残ったシェービング剤などをホットタオルで丁寧にふき取るか、浴室ならぬるめのお湯で洗い流します。肌が弱い人やカミソリ負けを起こした場合は、冷やした濡れタオルを肌に当てて沈静化させましょう。

 

★流したあと石けんで洗わない

ムダ毛処理後の肌はデリケートになっています。石けんでゴシゴシ洗ったり、熱い湯船につかるなど、肌の刺激になることは避けて。

 

⑤処理後はとにかく保湿を徹底する

乾いたタオルで優しく水気をふき取ったら、肌荒れや乾燥を防ぐために、化粧水やクリームなどをたっぷり使ってしっかり保湿ケアをします。ただし、肌は乾燥しデリケートな状態になっているため、初めて使う化粧水などは避け、できるだけ低刺激のものを使用して。