付け下げは活用の場が広く需要が多いので、着物買取でも高値がつきやすいです。
しかし、しっかりした業者に買取してもらわないと安く買い叩かれがちです。
付け下げの買取は適切な相場を知ることが重要なのです。
そうしないと着物買取のトラブルに巻き込まれる可能性も…

付け下げは訪問着を簡略化した着物です。
第二次世界大戦後に華やかな訪問着が禁止されたため、簡略化された付け下げが多く民衆に着られました。

スッキリおしゃれな着物で、
披露宴、パーティー、観劇、おしゃれ着 ・・・
と使い道が幅広いため、今なお買取需要の高い着物です。

 

付け下げの買取相場

付け下げの買取相場は「200円〜100,000円」です。

落款あり 500円~100,000円
落款なし 200円~8,000円

高値がつきやすいのも事実ですが、これだけ価格幅が出てしまうのはある理由があるのです。

これだけ付け下げの着物買取の相場の価格幅が広いのは、
●付け下げの保存状態
●業者の目利き力
●有名作家・ブランドのものなのか

これらが深く関係してくるからです。

 

付け下げの保存状態で価格は大きく変化

 

定期的に湿気を取るための空気の入れ替え、
防虫剤・乾燥剤の定期的な取り替え、
虫干し
これらをしっかり行わないと、
虫食い、しみ、しわ、カビ ・・
など査定にマイナス評価を与える状態になってしまいます。

付け下げはその名の通り、出かける際に着る着物なので、過去に着用したものが多いはずです。
したがって、汚れがついたまま、人間の汗が乾燥せずに付着したままの状態で保管されがち。
もしご自宅にそのまましまったままになっている付け下げがある場合は、一度保存状態を見直してみるのがおすすめです。

 

有名作家・ブランドもの付け下げなのか

●有名ブランド
千總、竺仙、撫松庵など
●有名作家
由水十久、森口華弘、、羽田登喜男、松井青々、岡本幸治、高橋翠延など

これらの有名作家、ブランドの付け下げであれば高価買取が期待できます。

最近は、ツモリチサト、松田聖子、ヒロミチ・ナカノ、押切もえ、桂由美、山本寛斎など、のデザイナーズ着物も人気があり、高値の傾向があるようです。

【注意点】
これらを証明するための証紙や落款がないと、値段が落ちる傾向があります。
買取査定をする前に事前に手元に準備しておくことが重要です。

 

適切な着物買取業者の選択

着物買取業者の選択を誤ると適正価格で査定・買取してくれません。
先ほど紹介した有名作家や有名ブランドの知識に加え、しっかりとした販路を確保している査定業者を選ぶ必要があります。

 

出典:https://kaitori-speedmaster.xyz/kimonopurchas-tsukesage/