脱毛の方法はさまざまですが、レーザーの出力が高いと言われているのはクリニックでおこなっている「医療レーザー脱毛」です。
医療レーザー脱毛とは皮膚や毛髪に含まれるメラニン色素(黒い色)に対してレーザーを照射し、毛髪を再生させる組織を破壊する方法のことを言います。

レーザー脱毛機器の歴史はまだまだ浅く、現段階でもより効果的かつ安全性を求めて、日々進歩しています。
安全な機器を使用していても熱傷のリスクを完全に抑えることはできません。

 

医療レーザー脱毛のメリット

①肌にダメージを与えない

自己処理を続けると、どうしても皮膚を傷つけてしまい肌へのダメージは避けられません。しかし、医療レーザー脱毛は、毛の生える原因のみに反応するため肌へのダメージが少ないと言われています。

②照射出力が高く、少ない回数で脱毛効果が得られる

エステの光脱毛に比べて医療レーザー脱毛は照射の出力が高いため、より少ない回数で終了できます。脱毛終了までの期間は、脱毛したい部位や毛の状態によって異なりますが、1年~1年半で完了される方もいらっしゃいます。

 

医療レーザー脱毛のリスク

①赤みやヒリヒリ感

レーザー照射を受けた部位は、軽度の熱傷状態となり赤みが出ます。
毛穴にかさぶたができることもありますが、これは正常な反応ですので心配いりません。
ヒリヒリした痛みを伴う場合は、炎症止めのお薬をご使用ください。
また、お肌が乾燥していると熱を感じやすく赤みが出やすいため、照射前後はしっかり保湿ケアをしてください。

②毛嚢炎(もうのうえん)

レーザーの照射によって、一時的に毛穴のバリア機能が弱くなっているため、肌質、背中や胸などの皮脂腺が多い部位、ワキやVラインのように毛質が太い部分には、脱毛後まれにニキビのようなもの(毛嚢炎)ができることがあります。
照射による毛嚢炎は、あくまで一時的なものなので、1~2週間程度で自然に治癒しますが、数日経過しても治らない場合は、医師にご相談下さい。

③炎症、むくみ

炎症性浮腫といって、医療レーザー脱毛の経過で必ず起こるものです。
照射を受けた毛穴周囲の炎症によるものです。

④やけど

レーザー脱毛でのやけどの危険性はゼロではありません。
一人ひとり異なる肌質や体質、また毛量や毛の濃さに対して「毛と毛包のみにダメージを与え、周囲の皮膚にはダメージを与えない」照射出力を見極めることが重要です。

また、以下の肌質の方はやけどが起こる可能性が高くなります。
・極端な日焼けをされている方 ・もともとの肌の色が濃い方 ・極端な乾燥肌の方

⑤色素沈着

照射後1ヶ月は、強い日焼けや摩擦などの刺激で一時的にシミのような色素沈着が残る場合があります。脱毛期間中は、必ず日焼け止めを使用し、過度の日焼けや強い刺激(ゴシゴシ体を洗うなど)はお避けください。

出典:https://www.aletheia-clinic.com/depi/direction/